学科活動報告

カテゴリ:土木システム科

出前授業(土木1年)

7月13日(金)に土木システム科1年生を対象に, 国土交通省北上川下流河川事務所および宮城県建設業協会石巻支部の「地域の担い手育成企画」として講義をして頂きました。
タイトルは「川村孫兵衛重吉翁の偉業、北上川の河川改修の歴史、東日本大震災からの復旧・復興」です。

石巻地域は北上川の下流地域に位置します。その河川改修工事に力をつくした 「川村孫兵衛」の改修や平成に至るまでの北上川河川改修事業の概要について説明をして頂きました。いまの石巻があるのは,このような先人たちの活躍があるということを理解するとともに,自分たちが学ぶ土木技術は地域にどのように役立っていくのかについて,あらためて考えを深めることになりました。

 

先日の中国地方などの豪雨災害などの話もして頂きました。ダムの計画高水位以上の降雨により大きな災害被害が発生した状況について説明して頂きました。この話は自分たちの住んでいる地域にも大きく関わる話でもあり、生徒たちも真剣に耳を傾けていました。


東北地方整備局北上川下流河川事務所長の高橋政則様 をはじめ,関係する皆様方ありがとうございました。

交流学習会(土木3年)

7月12日(木)に石巻専修大学の高橋智先生と学生さん2名をお招きして交流学習会を行いました。

昨年度から、土木システム科「地域貢献班」では、高橋智先生にアドバイスを頂きながら石巻地域に関する「防災クイズ」アプリを作成しています。昨年度は、その防災クイズをPepperに話をさせ,地域の人たちに気軽に防災について考えてもらえるようにしました。
本年度はそのバージョンアップを図るため、改善点や内容の精選などの作業を行いました。

昨年度の防災クイズを試しています。

 

高校生と大学生が共同でアイディアを出し合います。

 

まとめ(高橋先生からのアドバイス)

今後,さらに改良を加えていきたいと思います。また,石巻専修大学の学生さんと共同で開発したこの防災クイズ(アプリ)を,出前授業や地域でのイベントにおいて試してもらいたいと思っています。

石巻専修大学の高橋先生と学生のみなさん,ありがとうございました。

インターンシップ打ち合わせ会(土木2年)

7月26日(木)から27日(金)の2日間にかけて土木システム科2年生を対象にしたインターンシップが行われます。この行事は、宮城県建設業協会石巻支部および宮城県測量設計業協会石巻支部のご協力により行われるものです。例年,3日間での開催ですが今年度は2日間です。土木システム科では,中学校時代に生徒が体験してきた職場体験実習の意味合いよりも,土木の業種を理解することに重点を置いています。
そのインターンシップの対象企業と当該生徒の打ち合わせが本校視聴覚室および大会議室で行われました。まずは、企業の方々への説明を行います。

その後、高校生も交えて打ち合わせを行います。
企業の担当者の方々からは「実習場所」や「持参物」,「実習内容」などについて丁寧に説明して頂きました。生徒もメモを取りながら真剣に聞き入っていました。

 

 

石巻管内の建設業や測量設計業には本校OB・OGが多数活躍しています。土木の仕事を通して様々な体験をしてきたもらいたいと思います。
企業のみなさん,ご来校いただきありがとうございました。当日もよろしくお願いします。

山下中への体験学習会(土木3年)

7月5日(木)の午後から、本校の隣りの敷地にある「山下中学校」の1学年78名を対象にした体験学習会を行いました。授業をしたのは本校土木システム科3年生のうち「地域貢献班」に所属する10名です。
今回の内容は、例年の学習内容に加えて、学習会で中学生が学んだ防災について、Pepperに表現させます。

1 開講式(校長先生からの挨拶)

2 標高について学ぶ中学生

3 実際にプログラミングをしてみよう

 

4 閉講式

今回は、中学生の防災に関する理解を深めるために、防災で理解したことを表現する項目を入れてみました。自分たちが考えたことを表現するのは、なかなか難しいようです。山下中学校の皆さん、ありがとうございました。

また、今後も出前授業を実施していく予定です。

ICT建設施工実習(2)(土木C2)

6月26日(火)から27日(水)にかけて行われた出前授業の紹介(つづき)になります。生徒は情報技術を活用した様々な建設施工実習を体験させて頂きました。

(1)3次元レーザースキャナ
地形を立体的に表現(印刷)するための機械です。かなり詳細に図面化することができます。

ICT建設施工実習2(土木C2)

 

(2)自動追尾TS(トータルステーション)、GNSSローバー
目標物を自動的に探し出す測量器械です。

ICT建設施工実習2(土木C2)ICT建設施工実習2(土木C2)

現在の位置を衛生から受信する機械を実演していただきました。

ICT建設施工実習2(土木C2)ICT建設施工実習2(土木C2)

 

(3)ICTバックホー
建設機械を使い地面を掘る際に、掘削高さなどを教えてくれます。

ICT建設施工実習2(土木C2)ICT建設施工実習2(土木C2)

女子生徒も体験しました。

ICT建設施工実習2(土木C2)

 

(4)建設VR(ヴァーチャルリアリティ)
実際の場所を再現するものです。橋の上などでの作業を疑似体験しています。

ICT建設施工実習2(土木C2)ICT建設施工実習2(土木C2)

ICT建設施工実習2(土木C2)

貴重な体験をさせて頂き、生徒は大変学ぶことが多い学習会になりました。このような体験学習会を今後とも積極的に取り入れていきたいと思います。
最後に、日本建設機械施工協会東北支部の皆様方ありがとうございました。

ICT建設施工実習(1)(土木C2)

6月26日(火)から27日(水)にかけて、「日本建設機械施工協会 東北支部」様より、ICT(情報通信技術)を活用した建設施工に関する出前授業を行って頂きました。
対象は本校土木システム科2年生40名になります。

1日目は講義になります。建設現場においてICTを活用してどのような工事が行われているのかを丁寧に説明して頂きました。

ICT建設施工実習(1)(土木C2)ICT建設施工実習(1)(土木C2)

2時間に渡り、建設現場で工事をする際に、精度を高めるために行われているICTを活用した最先端の技術を紹介していただきました。生徒は興味深く話を聞いていました。

次回は、この出前授業の実習風景を紹介いたします。

授業紹介(土木C3)

土木システム科3年生の地域貢献班(課題研究)の活動内容を紹介します。

来月に本校の隣りの敷地にある「山下中学校の第1学年」の生徒たちが本校に来校します。そこで、本校の土木システム科3年生の地域貢献班の生徒が防災に関する出前授業を行います。現在は、その準備作業を行っています。

自分たちが日頃学んでいる土木の知識を活用しながら、どのように中学生に話をしていくのかについて真剣似考えています。

授業紹介(土木C3)授業紹介(土木C3)

地域の災害に対する課題をデジタルマップから分析しています。

授業紹介(土木C3)

授業の進め方について仲間と話し合いをしています。

授業紹介(土木C3)

少しでも地域の人たちの防災意識が高まるようになればと考え、地域貢献班の生徒たちは準備に取り組んでいます。

授業紹介(土木C3)

土木システム科の専門科目「土木製図」の紹介をします。
3年生では、コンピュータ(CAD)を使い設計製図行っています。

授業紹介(土木C3)授業紹介(土木C3)

授業紹介(土木C3)授業紹介(土木C3)

かなり複雑な図面でも、3年生なので、これまでに学んだ土木の専門知識を使いながら作成できるそうです。

 

授業紹介(土木C2)

土木実習2年生の授業風景になります。2年生ではコンクリートをつくるための材料実験を行っています。ここでは、骨材の密度実験を行っています。
粗骨材と呼ばれる砂利には空隙がありますので、その空隙を水で満たした状態にして重さをはかっています。

粗骨材を金網かごの中に入れます。

授業紹介(土木C2)

水槽に沈め、重さをはかります。

授業紹介(土木C2)授業紹介(土木C2)

データ整理中です。

授業紹介(土木C2)

水防実技講習(土木C3)

国土交通省北上川下流河川事務所や石巻市消防団の方々による出前授業が本校を会場に行われました。
この取組は昨年度に引き続き2年目になります。内容は土嚢積みなどの水防訓練に関するものです。

水防実技講習(土木C3)水防実技講習(土木C3)

 

(1)基礎練習(縄結び、土嚢製作)

水防実技講習(土木C3)水防実技講習(土木C3)

 

(2)水防実技講習(積土嚢工法、月輪工法)

水防実技講習(土木C3)水防実技講習(土木C3)

水防実技講習(土木C3)水防実技講習(土木C3)

水防実技講習(土木C3)

 

テレビ局の取材も受けました。

水防実技講習(土木C3)

今回のこのような経験を積むことで、災害時に地域のためにできることが増えました。また、河川工事事務所の職員や消防団の方々と一緒に行うことができて、地域の連帯感もうまれました。

このような地域にとって必要な取組を、今後も継続していきたいと思います。