学校長挨拶

こんにちは、皆様

ようこそ「石工(いしこう)」ホームページへ

 

 本校は,今年創設61年目を迎え,「堅忍不撓」を校訓とし,学校運営方針では「工業技術者として地域社会の発展に貢献する人材の育成」「自ら考え,物事を正しく判断し,意欲的に行動する誠実で思いやりのある人材の育成」を掲げ,地域防災への協力も含め,まさに歴史と伝統を誇る工業高校として地域に信頼され創意と活力に満ちた特色ある学校づくりに取り組んでいます。
 現在,機械科・電気情報科・土木システム科・化学技術科・建築科の5学科15クラスを設置しており,生徒の在籍数も530名と,県内有数の工業高校です。
 各学科ともに地域との連携を密に図りながら,生徒の個に応じた教育活動や,工業に関する専門的な知識や技能の習得に努め,スペシャリストを目指し積極的・意欲的に高度な技能検定などの資格取得に挑戦するなど,様々な特色ある取組を行なっています。
 本校の生徒の進路状況については,早期から,就職・進学ともに,継続した志教育や進路指導が行われ,将来を見据えた工業教育を徹底していることから,例年,ほぼ全員の生徒が希望する進路を100%達成しております。また昨年度は,専門性を極めようと36人が4年制大学・大学校・高等技術専門校へ進学しています。
 また,本校では,充実した工業の教育活動とともに,課外活動にも力を入れており,生徒会活動や部活動が大変活発で,PTAや同窓会等の強力な支援体制のもと,県内でも各分野で上位の成績を収めています。昨年度は,ボート部が東北大会・インターハイに出場いたしました。文化部においては,機械部が第30回全国高等学校ロボット競技大会青森大会に出場しました。また建築科においては,令和3年度から,市から依頼を受けて生徒が設計から工事まで携わったあずまやが旧北上川河口部の不動町・八幡町・門脇町・住吉町の4カ所に各1基ずつ先日完成いたしました。石巻川開き祭りでも利用されるように,さまざまな方向から座れる開放的な設計で新しい水辺の風景を提供してます。
 今後とも,これまでに培われてきた伝統と校風を引き継ぎ,充実した工業教育を基本として,PTAや教育後援会並びに同窓会,関係機関等の御支援をいただきながら,地域の産業界との連携を図り,震災からの復興に大きく寄与できる心豊かで実践的な知識や技術を身に付けた工業技術者の育成に努めていきます。

 令和5年4月

宮城県石巻工業高等学校長 大髙 和義